多関節運動(MJ)
単関節運動(SJ)
多関節運動と単関節運動の組み合わせ(MJ+SJ)
以上の3種類のレジスタンストレーニングプログラムが筋力と肥大に及ぼす影響を比較した研究です。
方法
被験者: 30名(女性)
・多関節運動(MJ)
・単関節運動(SJ)
・多関節+単関節運動(MJ+SJ)
測定:
介入前と介入後に最大筋力(1RM)と筋厚を測定した。
結果
どのグループもトレーニング前からトレーニング後の1RMテストで有意な向上を示した
しかし、MJとMJ+SJ群はSJ群と比較してMJエクササイズの1RMの増加が大きかった。
SJエクササイズの1RMの増加は各グループ間で同様であったが、レッグカールを除いてはSJグループの方がMJおよびMJ+SJグループよりも大きな増加を得ていた。
すべてのグループでトレーニング前からトレーニング後までの筋厚の有意な増加が得られた。
しかし、MJとMJ+SJ群はSJ群と比較して、大臀筋、大腿四頭筋、大胸筋でより大きな増加を示した。
一般的にレジスタンストレーニングプログラムから最適な結果を得るためには多関節運動を行うことが必要であると思われるが、膝の屈曲における最適な筋力向上を得るためには単関節運動が必要である可能性を示唆している。
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部位によってトレーニング効果が違う!興味深い研究だ。