高強度インターバルトレーニング(HIIT)が人気のある運動の選択肢として登場しています。
HIITの中でもタバタプロトコルは有名ですね。これらはアスリートを対象に行う場合が多いですが、一般人(特に肥満の人)ではどの程度効果を発揮するのかなと思っていたところこの論文を見つけました。
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方法
被験者: 65名の肥満者
運動: HIIT群(サイクルエルゴメーターで最大心拍数80~95%の最大心拍数で5セット×1分、週2回、12週間)
非活動的な対照群(CON)に無作為に割り付け
両群ともに体重減少をサポートするための栄養カウンセリングを受けた。
最大酸素摂取量(VO2max)、心代謝リスク指標、体組成、作業能力指数(WAI)、生活の質(QoL、EQ-5D-5L-質問紙)、知覚ストレス(PSQ-質問紙)などのデータを取得
結果
平均体重の減少は
HIIT群で5.3kg
CON群で3.7kg
HIIT群のみ、VO2max、ウエスト周囲長、平均動脈血圧、WAI、QoLに有意な差が認められた。
CONではいずれも有意に改善しなかった。
結論
低負荷のHIITは、わずか12週間で肥満者の健康、特にVO2max、WAI、ウェルビーイング(≒幸福感?)に改善をもたらす可能性がある。
この結果は、食事制限のみの単純な体重減少をはるかに超え、運動による健康と主観的な測定値に対する幅広い効果を裏付けるものである。
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とのことです!
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