SportLog

スポーツと英語とPythonとガジェット

#62 ランニングにおける足のつき方は足底腱膜炎(足底筋膜炎)と関係があるかもしれない


f:id:nororopokuru:20191129005953j:image

f:id:nororopokuru:20191025225447j:image

From the view of Tokyo tower

これ、グーグルpixel3aの夜景モードで撮影しました。すごくない?最近はpixel4が出ましたが...

 

足底腱膜炎と足底筋膜炎どっちが正しいの?

私は足底腱膜炎派です。論文でもplanter fasciaとplanter aponeurosis ってそれぞれ出てきて区別ができない。

 

ランニングにおいて足底腱膜炎はよく聞きますよね。今回はランニングの接地方法の違い(つま先接地かかかと接地か)で足底腱膜の硬さを測定した研究の紹介です。

 

被験者

ランニングクラブから35人(21人名のかかと接地ランナーvs14人つま先接地ランナー)

 

測定方法

せん断波エラストグラフィを用いて足底腱膜の硬さ(stiffness)を測定

 

Tabio

結果

足底筋膜の弾性(=硬さ)はかかと接地の方がつま先接地よりも高い(p = 0.01、コーエンのd = 0.91)。

 

考察

つま先接地ランナーは、足底筋膜の保護を強化するために足の強度を高めることが奨励されました。

 

 

つま先接地(前足部接地)ランナーの方が足底腱膜が硬くない(弾性が低い)ことが示されました。前足部接地の方が足底腱膜が伸ばされることが想像できます。前足部接地のランナー(特に最近意識しては接地方法を変えたランナー)はこのことを少し頭に入れておきましょう。