野球において股関節の柔軟性は大事だと言われていますが、なぜ大事なのでしょうか?今回はピッチャーに関することですが、その要因の一つを明らかにした論文をご紹介します。
Passive ranges of motion of the hips and their relationship with pitching biomechanics and ball velocity in professional baseball pitchers.
本文を入手できてません、、、今回は要約の要約です。
(野球系のこういうジャーナルほぼ有料で大学も契約してないから本文を見たい、、、)
方法
・被験者はプロ野球選手(たぶんメジャーorマイナーリーガー)
・被験者の踏み込み脚と軸足の股関節の関節可動域を調べました。
・ピッチングをモーションキャプチャし、三次元動作解析を行いました。
・たぶんその時の球速も測っています
結果
・軸足の方が踏み込み脚より関節可動域が小さい
・軸足の股関節のトータルの内外旋可動域は球速と関係がある(r=0.50)
・股関節のトータルの内外転可動域と外転可動域はストライド長(歩幅)とそれぞれ関係があった(r = -0.72 and .070)
・踏み込み足の股関節外転(r=0.63)、軸足の股関節内外旋トータル可動域(r=-0.45)、踏み込み足のトータル股関節内外転可動域(r=0.44)はtrunk separationと関係がある(trunk separationって何?)
・軸足股関節のトータル内外転可動域(r=-0.52)と踏み込み足のトータル内外旋可動域(r=-0.44)はpelvic orientation(骨盤の向き?)と関係がある
球速と関係があったのは軸足の股関節のトータルの内外旋可動域だけだったということですかね。股関節の可動域は骨盤や体幹の何かと関係があったらしいですが、この辺は分析する意味あるんかな?と思った。本文欲しい、、、。