重いバットで振ると感覚がズレる。
と言った主張を明らかにした論文です。
ちなみに自称昔はヒットメーカー今はファウルメーカーの私も重いバットで素振り練習は感覚がズレる気がして嫌いでした(高校野球の甲子園予選9打数7安打)
The effects of baseball bat mass properties on swing mechanics, ground reaction forces, and swing timing.
野球のバットの質量特性がスイングメカニクス、地面反力、スイングタイミングに及ぼす影響
※これから出てくる画像は全て上記の論文から引用
被験者は40名の大学野球選手(NCAA Division Iが2チーム、NCAA Division III が1チーム)。バーミンガム(アメリカ)の人たち。
彼らに上記の3種類のバットを振らせました。
左から
①標準バット( standard) 34-inch, 31 oz = 86cm, 878グラム
②手元荷重バット(handle-weighted) 34-inch, 60 oz = 86cm, 1700グラム
③バレル荷重バット(barrel-weighted) 34-inch, 31 oz bat with a 21-oz sleeve = 86cm, 878グラム + 295グラムのおもり付き
(モーメントとかもっと詳しいバットの情報は論文を参照してください)
このようにマシンバッティングをしてますね。
その時のバットの軌道をカメラを使って三次元計測しています。また、バッターボックスにはフォースプレートが埋設されており、左右それぞれの地面反力が計測できるようになっているようです。
上記が結果の一部です。バットの軌道を示しています。
aが①standardと②handle-weightedの比較
bが①standardと③barrel-weightedの比較
のグラフになっています。
視覚的にも全然違いますね。
お腹が減ったので続きはまた今度編集します。