In Ueno
最近この方のツイートをよく見ています。オリックスのストレングスコーチ?
面白いです。
この研究ではメディシンボールスロー(水平面での体幹の回旋する動作)と野球のピッチャーの球速についての関係性を研究しています。 結果として体幹を強く回旋出来れば出来るほどメディシンボールを強く投げる事ができ、球速も速かったようです。 球速を上げたい選手は是非試してみて下さい! pic.twitter.com/VxHdXJtZ9P
— issei_kamada_orix_buffaloes (@ikbuffaloes) 2019年9月9日
このツイートを見たので論文を検索して見てみました。
Trunk Contributions to Baseball Pitching Velocity
野球の投球速度への体幹の貢献
卒論、修論、博論はその大学によって文章構成のフォーマットが違う上に、妙なローカルルールがあって読み辛いので嫌い...投稿論文ないのかな...
被験者は高校野球のピッチャー11名
①フォースプレート上で速球を投げ込みました。投球の際のモーションを身体分析点に反射マーカーを貼り、三次元動作解析システム(VICON)で投球中のマーカーの座標を取得しました。主には体幹のピーク回転速度を分析に使用してます
②メディシンボールトス(左右)
この左右で投げさせた時の距離を計測
③体幹保持力テスト(?)
・Trunk extension endurance test
・サイドプランク
まあよくある体幹の持久力テストを実施しました。
①②③の測定を実施し、球速と体幹の回転速度、持久力テストの継続時間
との相関を出しています
結果
1. 球速×体幹のピーク回転速度 相関あり
2. 球速× メディシンボールサイドスロー 左右とも相関あり
3. 球速× 体幹の保持力時間(Trunk extension endurance testとサイドプランク) 相関なし
という結果になりました。前々から言われてますが、プランクとか体幹保持力を高めるトレーニングやらせる意義は感じませんね。
卒論(?)だったので、本文中には相関なしと書かれてあるのにグラフ上では近似直線が引かれてたりと、少々読み難かったです。
が内容的には面白かったです。
体幹の回転を速く実施できるようになれば球速を高められるでしょう。
メディシンボール高い...