高重量のスクワットを実施した後にジャンプとかスプリント走とかやると、高く跳たり、速く走れたりする感覚ありますよね。
...無い人もいそう笑
実は、、、感覚だけじゃなくて本当にパフォーマンスアップしてます。一時的に。
それに関する論文を一つ記します。
Influence of the Intensity of Squat Exercises on the Subsequent Jump Performance
スクワット運動の強度がジャンプパフォーマンスに及ぼす即時的影響
※意訳です。日本人が書いた英語の論文ですが笑
反動つきジャンプ(counter movement jump:CMJ)
被験者はウェイトリフター8名
八木かなえが好みのタイプです。
以下の2条件のトレーニング前後のCMJ高(とTwich Torque)を比較しています。
※ twich torque (TT)...たぶん膝関節伸展筋に電気刺激を加えた時のトルク。筋力ですね。ちょっとこれは初めて見るwordなので半信半疑です。
①Heavy condition (高重量条件): HC
45%1RM x 5 reps, 60%1RM x 5 reps, 75%1RM x 3 reps, and 90% 1RM x 3 reps
②Moderate vondition (適度な?条件): MC
45%1RM x 5 reps, 60%1RM x 5 reps, 75%1RM x 3 reps
HCの最後に90% 1RM x 3 repsは結構辛い...
トレーニング終わって30秒後にtwich開始、その30秒後にCMJやってます。大変忙しいプロトコルや。
結果
①HCとMCどちらの条件においてもトレーニング実施によりCMJとTTそれぞれが増加!
②HCの方がMCよりもCMJとTTそれぞれが高くなる
とのことでした。つまり、普通のバーベルスクワットトレーニングやってすぐにジャンプするとより高く跳べる。その最後の重量が90%1RMくらいだったらなおより高く跳べるってことですかね。
だけどこれはやりすぎると疲れるね、、、
どのくらいやればいいのかは個人差が大きそう。
今回の被験者はウェイトリフターだったので慣れてますが、他の競技のアスリートではトレーニング処方は考えた方が良さそう。
ま、そこはストレングスコーチの腕の見せ所ですかね
ちなみにこのようなきつい(?)運動後の筋力などの増強は
PAP(Post Activation Potentiation)といいます。活動後増強
Post Activation Potentiation | Theory and Practical Application
説明動画発見