この前重いバットで素振りするとスイング速度が低下するって自身満々に書きました。
だがしかし、重いバットで素振りするとスイング速度が増加するという結果を示した研究を発見しました!
様々な加重バットのウォームアッププロトコルがスイング速度に与える急性的な影響
(Acute effects of various weighted bat warm-up protocols on bat velocity.)
被験者はアメリカの大学でディビジョン3に所属する野球選手19名。ディビジョン1が1番ハイレベルで、ディビジョン3は勉強もスポーツも頑張りたい人が集まってる...らしい!w
先に紹介した日本のW大学の論文の被験者と比較するとちょっとレベルは低いのかな??という感じです。でもベンチプレスの1RMは80~120kgくらい挙げれるを集めたらしい。ま、アメリカのことはあんまり知らないんではっきりとは言えませんが...
下記の9種類のスイングプロトコルを実施させました
1 セット目 | 2セット目 | 3セット目 | |
プロトコル#1 | 重い | 標準 | 軽い |
プロトコル#2 | 重い | 軽い | 標準 |
プロトコル#3 | 標準 | 重い | 軽い |
プロトコル#4 | 標準 | 軽い | 重い |
プロトコル#5 | 軽い | 標準 | 重い |
プロトコル#6 | 軽い | 重い | 標準 |
プロトコル#7 | 重い | 重い | 重い |
プロトコル#8 | 軽い | 軽い | 軽い |
コントロール | 標準 | 標準 | 標準 |
各セットにおいて最大努力で6回全力スイングを実施させています。その後のスイングスピードの増加率を算出しています。
こちらがスイング速度が増加したプロトコルのランキング
ランク | 1 セット目 | 2セット目 | 3セット目 | ||
1 | プロトコル#4 | 標準 | 軽い | 重い | 6% UP |
2 | プロトコル#7 | 重い | 重い | 重い | 5% UP |
3 | プロトコル#5 | 軽い | 標準 | 重い | 3% UP |
4 | プロトコル#8 | 軽い | 軽い | 軽い | 2% UP |
5 | プロトコル#3 | 標準 | 重い | 軽い | 2% UP |
6 | プロトコル#2 | 重い | 軽い | 標準 | 2% UP |
7 | プロトコル#6 | 軽い | 重い | 標準 | 1% UP |
8 | プロトコル#1 | 重い | 標準 | 軽い | 0% UP |
コントロール | 標準 | 標準 | 標準 | - |
3セット目に重いバットで振らせたプロトコルは上位に食い込んでいます。単純に重いのだけ、標準のだけ、軽いのだけで比較すると
ランク | 1 セット目 | 2セット目 | 3セット目 | ||
1 | プロトコル#7 | 重い | 重い | 重い | 5% UP |
2 | プロトコル#8 | 軽い | 軽い | 軽い | 2% UP |
3 | コントロール | 標準 | 標準 | 標準 | - |
になりますね、、、。
打席に入る前の素振りは重い方がいいってことになるかな?笑
今回紹介した研究ではスイング速度を計測するときには投手が軽く投げたボールをヒッティングした際のスイング速度を算出しています。前回の研究ではティー打撃の際のスイング速度を算出していています。この違いが研究結果の食い違いを生んでいるのかな???
というのも、今回紹介した研究ではピッチャーが軽く投げたボールをヒッティングしています。なので、ピッチャーの投球がスイング速度に影響する可能性があります。対して前回紹介した研究ではティー打撃を採用しているので、ピッチャーどうこうの影響が全くありません!
と考えましたが、、、どうなんでしょう?w疑問は深まるばかりです
重いバットで素振りさせて打席に入らせた場合 vs 軽いバットで素振りさせて打席に入らせた場合 vs 標準のバットで素振りさせて打席に入らせた場合
で打率or飛距離を比較しましょう!w数百、いや数千の被験者を分析すれば結果出るかな?w
Cycle raker, history maker. pic.twitter.com/43Wjni6gzq
— Los Angeles Angels (@Angels) 2019年6月14日
オオタニさん答えを教えて..........