スクワットを実施するときにどれくらいの深さまでしゃがみこむのか?
みなさん人それぞれですよね
一応、スクワットの中でも深さによるスクワットの呼び方がありあます
クオーター(1/4)スクワット: たぶん膝の関節が45degくらいで切り返す
ハーフスクワット :膝関節90degで切り返す
パラレルスクワット: 大腿部が地面と平行になったところで切り返す
フルスクワット: パラレル以下の深さまで切り返す
また、
パーシャルスクワット: 浅いスクワット
ディープスクワット: 深いスクワット
等々
ま、呼び方はどうでもいいかもしれませんが、競技をやる人はどの深さでトレーニングするかは悩みどころだと思います。私の周りの陸上競技者はかなり浅い深さでスクワットを実施してる人が多いですし、重くなると浅くなる気持ちもわかります!
とりあえず今回はスクワットの深さに関連する論文をご紹介します
全可動域 vs 小さい可動域のスクワットで筋の構造や特性がどのように変化したのかを示した論文です。
被検筋は外側広筋です。外側広筋は大腿四頭筋のうちの一つです。
フル(深い)スクワットを数週間やらせた場合には筋が長くなり、力発揮は深い角度で高まりました。
パーシャル(浅い)スクワットを数週間やらせた場合は筋の長さは変わりませんが、力発揮は浅い角度で高まりました。
この結果を踏まえると膝関節の可動域を深く使わないランニング等では浅い方が推奨されるかもしれません。
しかし、別の研究では短距離が速い人ほど筋が長いという結果があります。
なので、どっちのスクワットが効果的かは一概に言えないと思います。
ちなみに私はできるなら、どっちの深さのスクワットもやるように指導します。