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健康

#122 デブにも高強度インターバルトレーニング(HIIT)は効果的: 短期間で痩せる

高強度インターバルトレーニング(HIIT)が人気のある運動の選択肢として登場しています。 HIITの中でもタバタプロトコルは有名ですね。これらはアスリートを対象に行う場合が多いですが、一般人(特に肥満の人)ではどの程度効果を発揮するのかなと思っていた…

#114 毎日適量の酒を飲むことで頭が良くなる?:酒は百薬の長?

www.ncbi.nlm.nih.gov 飲酒しない者と比較して、 女性で週8杯未満 男性で15杯未満 の飲酒者は、精神状態、文字覚え、語彙の認知スコアが高く、 認知機能の低下速度が低い という内容の論文です。 とはいっても個人差・人種差(今回はアメリカに住んでいる人…

#113 有酸素運動を週に150分以上行う人は長生きできる:運動と死亡率の関係

運動と死亡率の関係を調査したアメリカの研究です www.bmj.com アメリカでは ・有酸素運動を週に75分〜150分行うことを推奨 ・筋トレは週2日以上行うことを推奨 しています。 この基準を突破している人としてない人の怪我や病気や死亡率との関係を調査しまし…

#111 ヨガは不眠症を改善するのか?

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov女性被験者、1800人を対象としたレビュー論文です。 ヨガの実施により、睡眠の質が改善することが示されました。 しかしながら、不眠症との関係は示されませんでした。睡眠に問題を抱えている場合はヨガを実施するといいのかもしれま…

#108 母親の肥満は子孫にガンのリスクを与えてしまう!?

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168827820302166?via%3Dihub マウスを対象にした実験です。まず、母マウスに高脂肪食を習慣的に与え肥満にさせました。そして、その子孫の遺伝子、RNAの世代間変化、肝臓がんの重症度(肝臓がんを引き起…

# 104 コーヒーの飲みすぎは健康に悪影響なのか?

コーヒーの消費が健康に有益か有害かどうかの議論の決着はまだついてません。 習慣的なコーヒー消費とあらゆる疾患転帰との間の因果関係を調べた論文を紹介します。 Association between habitual coffee consumption and multiple disease outcomes: A Mend…

#87 激しいトレーニング後のアルコール摂取は悪影響が過ぎる:論文レビュー

数年前に見た論文ですが、ツイッターを見ていたらまた流れてきたのでご紹介します Alcohol Ingestion Impairs Maximal Post-Exercise Rates of Myofibrillar Protein Synthesis following a Single Bout of Concurrent Training ーーーーーーーーーー 方法 8…

#79 "体幹を鍛える"ためにやられているプランクはスクワットよりも体幹を鍛えられないよっ

プランクとスクワットは家などでお手軽にできるエクササイズとして有名です。特に、プランクは体幹(腹筋や背中)を鍛えるエクササイズとして有名ですが、その効果は正直謎じゃないですか? 今回はスクワットとプランク時の筋活動を比較した論文を紹介します…

#69 睡眠時間を30%延長するだけで持久系のパフォーマンスは劇的に向上する

3日間睡眠時間を延長すると持久パフォーマンスがどうなるかを調査きた論文です。 Extended Sleep Maintains Endurance Performance Better than Normal or Restricted Sleep.長時間の睡眠は通常の睡眠または制限された睡眠よりも優れた持久パフォーマンスを…

#67 【論文レビュー】緑茶は認知機能を高める。お茶最強説。

www.sportscienceresearchjpn.com この中で紹介した緑茶が認知機能を高めると述べていた論文を読んで見たので紹介します。 Green tea consumption and cognitive function: a cross-sectional study from the Tsurugaya Project 1. - PubMed - NCBI 緑茶の消…

#65 【備忘録】運動と乳酸に関する勉強会に参加して:運動は真の万能薬(Exercise is the real polypill )

運動は真の万能薬(Exercise is the real polypill ) これお気に入りの言葉 運動は健康増進のため、病気を治す、改善するためにかなり有効な手段であると思います。(また、しっかり寝ること、しっかり食べることも) 今回は運動が身体に与える影響について…

#59 百歳を超えてもトレーニングすれば体力はアップする!今からでも遅くはない。年齢のせいにするな!筋肉は裏切らない!:論文レビュー

何歳になっても体力はアップするはずです。100歳を超えても体力アップしたこと述べた論文を紹介します。 Case Studies in Physiology: Maximal oxygen consumption and performance in a centenarian cyclist. - PubMed - NCBI 生理学のケーススタディ:100…

#58 マラソンランナーが好記録を出すための気温は結構低め?(10度以下?)

// 長距離種目では気温がパフォーマンスを決定づける重要な要因であるのは言わずもがな。 タイトルのマラソンではないのですが、最近こんな記事を見かけました。 www.tokyo-np.co.jp 気温30度の中で50 kmも歩くとなると、、、想像を絶する辛さでしょうね。選…

#57 20日間寝たきりだと筋肉が10%も落ちてしまうよ:論文レビュー

題名の通りです。それ以上のことはありません。 短期間の寝たきり生活は青年の筋特性にどのような変化を引き起こすか | 産学連携情報提供支援データベース 東京大学が実施した研究。日本語だしわかりやすい。 方法 男性14名(18〜28歳)にベットレストをさせ…

#56 筋力が高いほど長生きな事実。皆さん、適度に筋トレしましょう。筋肉は裏切らない:論文レビュー

筋力があれば長生きできそうですね。 筋力を高めるには運動、筋トレなどやりますよね。 ウェイトトレーニングを実施すると血管が硬くなるらしいですが...w まあ、硬くなることが死因に直接関係しているのかはわかりませんがな。 筋力がある人が長生きすると…

#52 睡眠時間の増加は運動パフォーマンスを劇的に増加させる

睡眠時間大事だと思う人が多いですよね。しかし、日本では睡眠時間を削って何かを頑張ることが美徳となっています。馬鹿馬鹿しいと思います。 今回紹介する論文は睡眠時間を増やしたら運動のパフォーマンスがどの程度変化するかを示した論文です。 www.ncbi.…

#49 足のアーチの硬さと高さの性差、年齢差、左右差

足部のアーチの高さの性差、年齢差、左右差について調査した論文です。 www.ncbi.nlm.nih.gov The effect of gender, age, and lateral dominance on arch height and arch stiffness. 性、年齢、利き(lateral dominance)がアーチ高とアーチの硬さに及ぼす…

#23 歩数と死亡率:1日の歩行距離は長ければ長いほどいいのか?

最近気になる論文を見つけました https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2734709 Association of Step Volume and Intensity With All-Cause Mortality in Older Women 高齢女性における死亡率と歩数の関係を示した論文になり…