SportLog

スポーツと英語とPythonとガジェット

2019-01-01から1年間の記事一覧

#81 Pythonを使ってクリップボードからスピアマンの順位相関分析をする:Spearman test from the clipboard using Python

昨日はシャピロウィルク検定をPythonで実施しました。 www.sportscienceresearchjpn.com 検定の結果、データは正規分布していないことがわかりました。とある変数AとBの相関をみたかったのでパラメトリック検定であるピアソンの積立相関分析は正規分布してい…

#80 Pythonを使ってクリップボードからシャピロウィルク検定:Shapiro-Wilk test from the clipboard using Python

統計は主にRを使っているのですが、Pythonを使いたがりなので調べてやってみました。 Pythonヘビーユーザーですが、使っているだけでそんなに詳しくないのであまり詳しく聞かないでくださいw逆に教えて。 今回はこれでやってみました。 ※Python3.6, Jupyte…

#79 "体幹を鍛える"ためにやられているプランクはスクワットよりも体幹を鍛えられないよっ

プランクとスクワットは家などでお手軽にできるエクササイズとして有名です。特に、プランクは体幹(腹筋や背中)を鍛えるエクササイズとして有名ですが、その効果は正直謎じゃないですか? 今回はスクワットとプランク時の筋活動を比較した論文を紹介します…

#78 疲労で筋肉は軟らかくなる!?!?!?論文レビュー

練習などで披露すると筋が硬くなって動き辛くなるイメージはありませんか?実は硬くなってはいないのではないか?というデータが示されています。 筋の硬さに関しては過去にも紹介があります。 www.sportscienceresearchjpn.com ーーーーー Reduced Active M…

コスパ最強のマウスに出会ってしまった

いろんなマウスをこれまで買ってきたけど、有線の安いバッファローのやつが1番しっくりきてる pic.twitter.com/4hV5YT2GTL— すな子 (@pythonheavyuser) 2019年12月16日 こんなにマウスを持っていますが、どうもしっくりこない。 左からマイクロソフトの無線…

#77 試合前日の性的活動はスポーツパフォーマンスを高める。でも直前は逆に下げる

試合前の性的活動はパフォーマンスを下げると思われていますが、実はそうでもありません。オリンピックの選手村では必ずコンドームが無料配布されています。 今回は性的活動とスポーツパフォーマンスの関係を調査した論文をご紹介します。 ーーーーーーーー…

#76 野球のピッチャーは歩幅が広いほど、地面に力を伝えることができる。そして球速が上がる?

野球のピッチャーで歩幅をどのくらいにするのか悩んでる人も多いと思います。私自身も歩幅が狭いと言われて歩幅を広げた結果、コントロールを見出して球速もゲキ落ちした苦い記憶もあります。 ピッチャーの歩幅が地面に伝わる力や球速にどのような影響を与え…

#75 ランニング中に "暑さ"は身体内部に影響を及ぼすが動作は変わらない : 論文レビュー

以前に書いたこの記事に関連してランニング中の暑さ(熱ストレス)に関する研究を発見しました。 www.sportscienceresearchjpn.com Heat stress impairs proprioception but not running mechanics - ScienceDirect 熱ストレスは固有受容器に害するがランニ…

#74 ベンチプレスvsメディシンボールどっちが球速を効率よく向上させるか?

Baseball Throwing Velocity: A Comparison of Medicine Ball Tr... : The Journal of Strength & Conditioning Research 野球の投球速度:メディシンボールトレーニングvsウェイトトレーニング // 方法 被験者 24名のジュニア野球選手 トレーニング ランダム…

#73 バントは得点に繋がらない。野球のセイバーメトリクス①バントと盗塁について : 元内閣総理大臣の鳩山由紀夫さんの研究

1974年に出された元内閣総理大臣の鳩山由紀夫さんが東京工業大学助手時代に書かれた雑誌論文。ちょっと古いけど...鳩山さんって東京大学の工学部卒業でスタンフォード大学でPhDとってるんだ...! 野球のORhttp://www.orsj.or.jp/~archive/pdf/bul/Vol.24_04_2…

#72 硬い(バネの効いた)ミッドソールは長距離選手のみならず室内競技選手のパフォーマンスをも向上させる

最近、マラソン界では世界記録が更新されましたね。 更新したキプチョゲ選手が履いているシューズはヴェイパーフライ(ナイキ)です。日本記録保持者の大迫傑選手も履いているようです。ヴェイパーフライはミッドソールが厚底である事に加え、カーボンプレート…

#71 高重量負荷を用いたスプリントトレーニングはスプリントパフォーマンスや動作を変化させるのか?

重い重いタイヤやソリにさらに重りをのっけて走るようなトレーニングしたことある人いるよね~。そんなことを実際に検証した論文です。 Changes in sprint performance and sagittal plane kinematics after heavy resisted sprint training in professional…

#70 一人で食べるよりも複数人で食事をしたほうが多く食べれる【論文レビュー】

寿司食いたいA systematic review and meta-analysis of the social facilitation of eating 食事の社会的促進のシステマティックレビューとメタ分析 https://academic.oup.com/ajcn/article-abstract/110/4/842/5552759/?redirectedFrom=fulltext方法 2019…

#69 睡眠時間を30%延長するだけで持久系のパフォーマンスは劇的に向上する

3日間睡眠時間を延長すると持久パフォーマンスがどうなるかを調査きた論文です。 Extended Sleep Maintains Endurance Performance Better than Normal or Restricted Sleep.長時間の睡眠は通常の睡眠または制限された睡眠よりも優れた持久パフォーマンスを…

はてなブログ歷7ヶ月でやっとグーグルアドセンス通った...その課程【サイトの停止または利用不可】

例えるなら今こんな感じw グーグルアドセンスで収入を得て学費の足しにでもならないかなーと、浅はかな考えで申し込んでみてからはや半年やっとこのはてなブログでグーグルアドセンスが通りました...観劇w 今回は通るまでに試したことを書き留めておきます。…

#68 スポーツ科学を勉強する上でおすすめすな本9選

私がスポーツ科学の世界に入り込んでこれまで読んだ中で良かったと思った本をご紹介します。 ①スポーツバイオメカニクス20講 // リンク 私は動作解析とモーション分析とかすごい興味あったのでまず買った本です。それに関する基本的な考え方が学べます。 ②バ…

#67 【論文レビュー】緑茶は認知機能を高める。お茶最強説。

www.sportscienceresearchjpn.com この中で紹介した緑茶が認知機能を高めると述べていた論文を読んで見たので紹介します。 Green tea consumption and cognitive function: a cross-sectional study from the Tsurugaya Project 1. - PubMed - NCBI 緑茶の消…

#66 長距離ランナーは膝蓋腱は硬く、アキレス腱は軟らかい

陸上短距離 vs 陸上長距離選手 vs 一般人のアキレス腱の硬さに関する研究は過去のこの記事の通りです www.sportscienceresearchjpn.com また、過去に長距離ランナーは硬くないアキレス腱(≒軟らかい腱)を有する方がタイムが良いことが報告されています。 ww…

#65 【備忘録】運動と乳酸に関する勉強会に参加して:運動は真の万能薬(Exercise is the real polypill )

運動は真の万能薬(Exercise is the real polypill ) これお気に入りの言葉 運動は健康増進のため、病気を治す、改善するためにかなり有効な手段であると思います。(また、しっかり寝ること、しっかり食べることも) 今回は運動が身体に与える影響について…

#64 肩に負担をかけるフォームは下半身の動きでわかる:バイオメカニクス的研究

高校野球投手における肩甲上腕の圧縮力の下半身予測因子 Lower Body Predictors of Glenohumeral Compressive Force in High School Baseball Pitchers こちらから直接論文がダウンロードできます。 https://pdfs.semanticscholar.org/34d7/dfd4003585f8f74c…

#63 若いアスリートは8時間以上寝ないと怪我のリスクが増加する:レビュー論文(≒まとめ論文)

睡眠はアスリートにとって必要不可欠です。 このように前の記事でもそれ関係の論文を紹介してます↓ www.sportscienceresearchjpn.com こちらの論文は睡眠を多くとることで運動パフォーマンスが増加するといった内容でしたが、今回紹介する論文は睡眠と怪我の…

#62 ランニングにおける足のつき方は足底腱膜炎(足底筋膜炎)と関係があるかもしれない

From the view of Tokyo tower これ、グーグルpixel3aの夜景モードで撮影しました。すごくない?最近はpixel4が出ましたが... 足底腱膜炎と足底筋膜炎どっちが正しいの? 私は足底腱膜炎派です。論文でもplanter fasciaとplanter aponeurosis ってそれぞれ出…

#61 ヒップスラストvsバックスクワット: どっちがジャンプや走りのパフォーマンスを向上させるのか

前回はヒップスラストvsフロントスクワットのトレーニング効果を検証した論文を紹介しました。結果的にヒップスラストは短距離スプリント走能力を向上させ、フロントスクワットは跳躍パフォーマンスを向上させることが示唆されています(青年期の男性におい…

#60 どっちが短距離走や跳躍のパフォーマンスを向上させる?ヒップスラストvsフロントスクワット

Effects of a Six-Week Hip Thrust vs. Front Squat Resistance Training Program on Performance in Adolescent Males: A Randomized Controlled Trial. - PubMed - NCBI ランダム化比較試験:思春期男性における6週間のフロントスクワットvsヒップスラスト…

#59 百歳を超えてもトレーニングすれば体力はアップする!今からでも遅くはない。年齢のせいにするな!筋肉は裏切らない!:論文レビュー

何歳になっても体力はアップするはずです。100歳を超えても体力アップしたこと述べた論文を紹介します。 Case Studies in Physiology: Maximal oxygen consumption and performance in a centenarian cyclist. - PubMed - NCBI 生理学のケーススタディ:100…

#58 マラソンランナーが好記録を出すための気温は結構低め?(10度以下?)

// 長距離種目では気温がパフォーマンスを決定づける重要な要因であるのは言わずもがな。 タイトルのマラソンではないのですが、最近こんな記事を見かけました。 www.tokyo-np.co.jp 気温30度の中で50 kmも歩くとなると、、、想像を絶する辛さでしょうね。選…

#57 20日間寝たきりだと筋肉が10%も落ちてしまうよ:論文レビュー

題名の通りです。それ以上のことはありません。 短期間の寝たきり生活は青年の筋特性にどのような変化を引き起こすか | 産学連携情報提供支援データベース 東京大学が実施した研究。日本語だしわかりやすい。 方法 男性14名(18〜28歳)にベットレストをさせ…

#56 筋力が高いほど長生きな事実。皆さん、適度に筋トレしましょう。筋肉は裏切らない:論文レビュー

筋力があれば長生きできそうですね。 筋力を高めるには運動、筋トレなどやりますよね。 ウェイトトレーニングを実施すると血管が硬くなるらしいですが...w まあ、硬くなることが死因に直接関係しているのかはわかりませんがな。 筋力がある人が長生きすると…

#55 激しい運動後は膝に手をついた方が心肺機能が早く回復する:論文レビュー

苦しいと膝に手を置きたくなりますよね。 心肺機能を高めるトレーニングを実施した直後は特に。 あれって、なんでなんだろうかと気になっていた時期がありました。 ついさっききつい運動をして膝に手を置いていたこときっかけにこの論文思い出しました。心臓…

#54 野球の遠投とピッチングの動作の違い

野球のピッチングと遠投のバイオメカニクス的比較:トレーニングとリハビリへの示唆 Biomechanical comparison of baseball pitching and long-toss: implications for training and rehabilitation. www.ncbi.nlm.nih.gov 方法 被験者は大学のピッチャー17…